西山繭子の「それでも恋がしたいんだ!」第二十六回目。

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ただいまNYのカフェで原稿を書いています。

NYの街角で恋愛コラムなんて、SATC(アメリカのドラマ、セックス・アンド・ザ・シティー)のキャリーみたい!数日前もロケ地だった『キャリーの家』の近くを通ったので、ふらりと寄ってみました。

シーズン1が始まったのは18年前にもかかわらず、根強いSATCファンが記念撮影をしていました。あのドラマを見るとNYにはごろごろ恋が転がっているように思いますが、そんなことはまったくないそうです。

在住の友人に訊いたところ、多くの人がデートサイトに登録しているとのこと。その方が条件で検索できるから忙しいニューヨーカーには手っ取り早くて良いらしい。

「日本人女性は人気があるよ。登録してあげようか?」と言われたのですが、どうしてもいわゆる『出会い系』には拒否反応。まあ私、そもそも英語うまく話せないし、NYで恋愛なんてそりゃ無理だよな。

そう思い、毎日全力で遊びほうけていたところ、なななななんと!美術館で知り合った1つ年下の男性と食事に行くことになったのであります!NY万歳!

今回、スニーカーしか持ってきていなかったので、急遽ペイレス・シューズ(激安靴屋)でサンダルを購入して、いざ出陣。

当日は彼が予約してくれたレストランに行き、バーに行き、という王道のデートコースでした。

ああNY!とうとう恋が始まるのか!? と思ったのですが、結果から言いますと、残念ながら英語での会話に必死すぎてびた一文も楽しめませんでした。

私のつたない英語に彼は笑顔で「No、problem!」と言ってくれましたが、私には超プロブレム。自分の言いたいことを伝えられないし、彼の話も理解できない。美術館で話した時は、ボストンから仕事で来てるって言ってたけれど、ちゃんと聞いたら仕事はハーバードの客員教授だというじゃないですか。しかもスタンフォード大卒なんて、スーパーエリート。彼が研究している社会学についても説明してもらったけれど、そんなの日本語で聞いたってよくわかんないんだから、英語でなんてもうお手上げ。

「次は東京でね」なんて言って別れたけれど、お互いに社交辞令の空気を漂わせていたので、もう会うことはなさそうです。

言葉の壁は思った以上に厚いと知った今回のNYなのであります。

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